年寄り腐女子の偏った妄想と日記です。
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……あ、まちがえた……。
2010年05月10日 (月) | 編集 |
 うっかり在庫状況を間違えるあほ沙弥。
 大阪の荷物が戻ってきて、大きなあやまちに気づきました。
「侵触」ですが、まだ14冊もありますねえ。
 うちの「残部少」は10冊(「極少」が5冊)なので、まだでした。すみません。
 めったに立ち上げないPCでしか更新できないのでしばらくあのまんまですすみません……。
「ゆめみる~」のが少ない(※残12冊)じゃんかよ……。やっちゃった……。

 今日までに通販お問い合わせいただいた分全部返信できてます~。
 そんでGW前に振込いただいた分はとっくに発送してます。たぶんとうに着いていると思いますがお知らせがこんな時期ですみません。思いきりよく忘れていました。
 ご利用ありがとうございますv

 そんで今日は……「赤い花」のサンプルが追記から。
 思いきり花井受部分なのでご注意ください。年齢制限はないですが……。この状態で花井が阿部のこと考えてるとアベハナにしか見えないよ……。
 しかしこんなところから書いてたら書きたい部分から書いて未完のまま終わる悪い癖が出そうで怖いです。 

 拍手ありがとうございました~!
【赤い花】

『助けて』という言葉はもうずっと前に自分に禁じた。
 あんな写真が出回ったら、自分だけでなく、家族もただでは済まない。
 だからきっと、助けを求めた相手も最後には花井を切り捨てるしかなくなる。家族でも友達でもなんでも同じことだ。
 誰も、花井を助けることなんてできやしない。
 助けを求めても、つらい思いをする人をいたずらに増やすだけだろう。
 男らしい外見にすれば、成長すれば飽きるかもしれないなどというわずかな希望も、実際に成長してなくなった。八方ふさがりとはこのことだ。
 ―――だけどせめて、この3年は野球をやらせてほしかった。
 写真をすべて処分してくれるなんて約束をあの男が守るとは、最初から思っていない。野球の邪魔さえしないでくれれば、もう、それでよかった。
そのために命令通り練習を休んでまで旅行についてきたのだ。なんとか説得しなければ。
 ほかにはもう、なにもいらないから。
『あ……れ?』
 そのとき、さっきまではなかったものを見つけて、花井は縁側からふらふらと外に出た。
『これ……』
赤い花が、咲いていた。
(あんなとこにも咲いてんだな)
 それどころか、見渡す限りといった感じだ。なぜあれに気がつかなかったのだろうと不思議に思った。
 それだけ緊張していたのだろうか。追いつめられていたのだろうか。
 だけど、がんばったけれど、まだなにも話を聞いてもらえていない。
 少しだけ泣きたい気持ちになってぼんやりと花を眺めるうち、そういえばあの花の匂いがチームメイトからしたのだということを思い出した。
(なんでだろーな……)
 香水などつけるようなヤツではないし、他のチームメイトに訊いても、彼から花の匂いがすることに気づいているヤツはいない。
 だけど、確かにあの花の匂いなのだ。
 たぶん、今、もっと近くに行けば匂うはずだ。
(……もっと、近くで見てみっか)
 ふらふらと近づいて、もうすぐ届くというところで花井はぴたりと止まった。
 排気口でもあるのかと思うほど、強く下から風が吹き上げてきたのだ。
(きつ……)
 花井は思わず目をつむった。
 どうして下から吹いてくるのかと違和感を感じたが、よく知った花の匂いがして、それもわからなくなる。
(ああ、やっぱり。―――阿部の匂いがする)
 だけど、どうして彼からこの匂いがするのだろうと花井は不思議に思った。
 最近、目をつむると必ず彼の顔が浮かぶ。
 花井にとってはもはや、太陽の下で野球をするときのシンボルのような存在だ。
 あの部活初日の日、入部をためらって迷いながら歩いていたとき、川べりでこの花を見つけた。
 ふらふらと引き寄せられて触ろうと手を伸ばしたら、急に彼が現れたのだ。
 彼は花井の腕を強く引いた。
『危ねーだろ!』と血相を変えて、怒鳴った。
(危ないって、毒でもあんのか? この花……)
 そう思いそれでも無意識のうち手を伸ばしたとき、背後で切羽詰まった大声が上がった。
『梓ッ!』
『―――――!』

 アイツの、声だ。

(イヤだ)
 振り返った瞬間、まるで鬼のような形相をした男を目の当たりにして、花井は思わず伸ばされた手から逃げ、縮こまるようにした。

 きつい花の匂いがしていた。
 足元になにかがぶつかった感触がして、右脚の、膝から下がじんと痛んだ。
 誰かの、大人の男性の断末魔のような悲鳴が響いて、どさりという大きな音がした。

 人の気配を感じなくなった。
 花井がおそるおそる顔を上げると、男の姿は消えていた。
 あんなにたくさんあった赤い花も消えていて、目の前は崖だった。
 下から、花井に叩きつけるような強い風が吹いていた。
『……え……?』
 夢でも見ていたのだろうか。
 そう思ったとき、後方の少し遠いところでまた声が上がった。
『だ、誰か! 誰かーッ!』
 人が落ちた、と。
 我を忘れたような金切り声だった。
『…………え?』
(人が、落ちた?)
 花井はここにいるのだから、心あたりはひとりしかいない。
 おそるおそる、花井はそこを覗き込んだ。

 赤い花は、そこに咲いていた。
 視力のよくない花井の目から男の惨状を隠すように。






『あの男の人は最初からあそこにいて。ええ。崖のふちをふらふら歩いてて。
 危ないなあと思ってたら、落ちた男の人があの人に近寄ったんです。
 ……そっとっていう感じでした。もうひとりの人に気づかれないようにしてたんだと思います。
 あの男の人も、全然気が付いていない感じでした。
 それから……、近くまできたら。
 落ちた男の人が、あのもうひとりの人を、崖から突き落とそうとしたんです。手を伸ばして。
 それをとっさに避けられて、勢い余って落ちたんです。―――――ええ。

 あの落ちた人が、もうひとりの人を、殺そうとしたんだと、思います』

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 どこをどう見ても 完全に 花井受(自己申告)。
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